2010年12月8日水曜日

イマジン


ジョンレノンが凶弾に倒れてきょうで30年になるそうです。30年・・・びっくりです。私の脳裏に焼き付いているジョンレノンの存在は色あせず新鮮なままです。
あの9.11の同時多発テロ事件のあと ジョンの「イマジン」をよく耳にするようになったからでしょうか。クリスマスの今の時期にも世界平和を盛りこんだジョンの「ハッピークリスマス」がよく流れるようになりましたしね。両方ともとってもいい歌ですよね。歌ってるとホントにみんながそんなふうに思えば戦争なんて起きないのになー って思います。 
でも ジョンが死んで30年、紛争や戦争、全然減ってないですね。
平和を好まない人なんてめったに居ないと思うのに、平和を戦争で勝ち取ろうとするんだから話になりません。やっぱ人間も動物だから、本能的な部分で戦う方向に向いてしまうのかなぁ。
野生の世界を見ても肉食のライオン達だけじゃなくて、草食のシカなんかも喧嘩してますもんね。
今の草食系男子だっていざとなったらやっぱり戦争に走っちゃうのかなぁ。縄張り争いはオスの本能でどうしようも無いのかなぁ。

写真はオノヨウコさんの詩集「グレープフルーツジュース」で ヨウコさんが1964年に限定版で出された「グレープフルーツ」を再編されたものです。この詩集の中でヨウコさんは「イマジン」という言葉を何度も使っていて、ジョンはこの詩に触発されてあの歌を作ったのだそうです。
「壁を壊さなくてもいい。窓を開ければいいのよ。」とヨウコさんが何かの番組でおっしゃっていました。もしかしたら平和を祈る気持ちもヨーコさんからジョンに伝わったものなのかもしれませんね。そう考えると世界平和のキーは女性!母性!なのかもしれません。

ジョンとヨーコという二つのピュアな魂が生み出した名曲、加藤登紀子さんの訳と共に聴いてみましょうか・・・・


天国なんかどこにもないんだ。 そう思うことは簡単なこと

地面の下に地獄なんかなくて 頭の上には空があるだけ

世界中の人々が きょうのために生きている

国なんてどこにもないんだ。 そう思ってみることは難しいことじゃない

なにかのために殺したり 殺されたりすることもなく 宗教もないんだ

世界中の人々が 平和の中に生きている

そんなことは夢の中の出来事だと あなたは言うかもしれない

でもそう思うのは わたしひとりじゃない

いつかあなたも そう思うようになり 世界は一つになるんだ

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