2011年10月14日金曜日

インターネットと幸福度


現ブータン国王夫妻
国民総幸福量(Gross National Happiness, GNH)とは 1972年にブータンの前の国王が提唱した国民全体の幸福度を示す尺度なのだそうです。国民総生産(Gross National Product, GNP)で示されるような、金銭的・物質的豊かさを目指すのではなく、精神的な豊かさ、つまり幸福を目指すべきだとする考えから生まれたものなのだそうです(ウィキペディアより)。 そして今、ブータンはこの国民総幸福量の増加を国の政策目標としているのだそうです。
国の方針を決めるとき、どっちが国民が幸せな気持ちになれるかということを一番大事にして決めていくということなのですね。ステキ!!
そしてブータンはこの夢のような政策を着々と実行してきたのでした。
2007年の国勢調査の「あなたは幸せですか?」という問いになんと9割の国民が「はい」と答えたというではありませんか!感激。。。。

ところが、その素晴らしい政策に邪魔をし始めたのがインターネットの普及だそうで、世界中の情報を得た若者が物質的豊かさを求め始めたというのです。便利な都会に若者が集まり、失業者が増え、幸せじゃない人が増えてきたそうです。

日本ではこのところ携帯各社が競走してスマートフォンの新製品を次々に売り出しています。以前の携帯以上に若者のネット依存度が増すことでしょう。以前は繋がっていなかった見えない糸が全世界に繋がって、ここに居ながらにして心は遠くへ飛んでいる若者がこれからもっと街中に溢れるのでしょうね。
遠くに飛んでいる心は「豊かな心、幸せな心」とは違ったなんだか空虚なつかみ所のないフワフワしたものに思えてしまいます。

もしかして、どんどんおかしな方向に進んでいるような・・・
目に見えない放射能と同じで、ジワジワと心が蝕まれているんじゃないかなぁ・・・

っと 最近思ったのでした。


3 件のコメント:

  1. テストです~♪

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  2. コメントができない状態だったのですが、きょうは大丈夫でした。

    世界中、昔だったらもう戦争になりそうな状態ですねえ。今は武器を使わない経済戦争しているのかもしれませんが。

    経済発展しなくても心の豊かさがある社会は作れるはずだという考え方もある一方で、豊かな社会を目指さなければ、底辺に生きる人には仕事もお金も回っていかないのだという意見にも一理あるように思えるので、社会のあり方はなかなか難しそうです。

    自然界の動物は貯蓄することも医療もなく明日を心配して心を暗くすることもなく今を生きているのを見ると、たまには参考にしたいと思ったりもします。

    今を感謝することなく、明日が暗そうだと思って不幸になっているのはもったいないですし。

    ただ、未来に何かステキな希望がありそうだと思えれば、いやなことが続いてもめげることはないのでしょうが。

    瞑想でもして悟りたいこの頃です。

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  3. クレさん 貴重なコメントありがとうございます。じっくり読ませていただきました^^

    インターネットの事に限って言えば、今回の原発事故の後、私はネットからかなりの量の色々な情報を集めてきました。でも、私の周囲のネット情報を得ていない人との間にかなりの温度差を感じています。ネットを利用してない人のほうが心穏やかに過ごしているんですね^^;
    果たして様々な情報を得る事が良いのか悪いのか、わからなくなってきたところです。(特にわたしみたいに人の考えに感化されやすいタイプの人間は・・・^^;)

    経済発展って何処まで行けるものなんでしょうね?
    ひずみなく限りなく発展出来ればそれにこしたことはないけれど。。。
    てっぺんが伸びても底辺がどんどん広がっているような気がしないでもないですよね。

    色々な知識人の意見をネットで集めた後に欲しくなったのは心にひびく言葉でした。
    「今だから読みたい本」これから借りてきます。

    日々を感謝して生きる。そして自ら幸せを感じることが出来る心を持つ。
    なんですよね。。。要は

    震災以来ますます迷走しっぱなしのわたしです(笑)

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