2011年10月2日日曜日

小出裕章という人

福島第一原子力発電所の水素爆発をテレビで見たとき、私は底知れない恐怖を感じました。もしかして日本という国の終わりの時が来るのかもしれない、そう思ったのです。
しかしその恐怖心を和らげるわけでもなく、NHKの解説員や原子力安全保安員、それに政府の報道はまるで冷静さを装うような感情のない表情で上っ面の空虚な現実とも何とも分からないような事を伝えるだけでした。真実はテレビや紙面は教えてくれないと思い様々な本やネットの情報を探しました。

その過程で、原発の危険性を何年も前からずっと訴え続けている人の存在を知りました。京都大学原子炉実験所助教の小出裕章という人です。

様々な専門家の話の中でもこの小出さんのお話には一片の曇りもなく、事故後ずっと私たちに真実と可能な限りの対処法を伝える努力をし続けていらっしゃいます。

その小出さんの温かいお人柄が伝わってくる動画を見ることが出来ました。
人として大切なものを思い出させていただけたような気がして、涙が出てしまいました。

動画はインタビュアーの一人、岩井俊二さんのHPより
http://iwaiff.com/201110/jp/friends/friends_after_311_movie_koide.html

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